【検証】Veeam Backup & Replication v13でHPE VM Essentialsをバックアップ!プラグイン導入手順と注意点

こんにちは!エス・ワイ・シーの岡本です。

先日ついに、HPE VM Essentialsに対応したVeeamプラグインが公開されました。
これにより、これまで対応外だったVM Essentials環境でも、Veeamによる統合バックアップ管理が可能になります。

本記事では、実際にプラグインを導入し、バックアップ・リストア・ファイルリストアまで検証した結果を解説します。

プラグイン導入で何が変わる?

プラグイン導入前は、Veeamのハイパーバイザー一覧にVM Essentialsは表示されません。

しかし、プラグインをインストールすることで:

  • VM Essentialsが選択可能になる
  • 他ハイパーバイザーと同様の管理が可能になる
  • 統合バックアップ環境に組み込める

という大きなメリットがあります。

導入手順のポイント

① プラグインのインストール

Veeam v13にプラグインを適用すると、VM Essentialsが選択可能になります。

② Workerアプライアンスのデプロイ

環境追加時には以下が必要です:

  • Veeam Workerアプライアンスのデプロイ

これはProxmoxなどのKVM系ハイパーバイザーと同様の仕組みです。

バックアップジョブの作成

バックアップジョブ作成画面は、VMwareと比較すると若干UIが異なりますが、基本的な流れは同じです。

  • 仮想マシン選択
  • スケジュール設定
  • 保存先指定

Veeamを操作されたことがある方であれば迷うことはほぼありません。

バックアップとリストア検証

実際にバックアップを取得後、以下を検証しました:

  • 仮想マシン削除
  • フルリストア実行

結果:

👉 問題なくリストア成功

操作感もVMwareとほぼ同じで、違和感はありません。

ご覧の通り右クリックメニューにもちゃんとVM Essentialsが選択肢として表示されます!

【重要】ファイルリストア時のエラーと対処法

Windowsサーバのファイルリストアを試したところ、以下エラーが発生しました。

原因

調査の結果、以下が原因でした:

👉 QEMU Agentが未インストール

QEMU Agentのインストール方法

QEMU AgentはVM Essentials上でWindows仮想マシンを作成時、VirtIOドライバをマウントしていれば、フォルダ内のインストーラを実行してインストール可能です。

VirtIOドライバをインストールすれば合わせて導入されていると思っていましたが、どうもそうではないようです・・😂

既にVirtIOドライバのマウントを解除していた場合、再マウントする方法がないので、FedoraからISOを入手し、QEMU Agentをインストールします。

「guest-agent」フォルダにインストーラがあります。

※ダブルクリックしても何も画面が表示されませんが、インストールは一瞬で完了しています。

再検証結果

QEMU Agent導入後:

👉 ファイルリストアも正常動作

これにより、以下すべてが利用可能になりました:

  • フルバックアップ
  • 仮想マシンリストア
  • ファイル単位リストア

まとめ

今回の検証結果からの結論です。

メリット

  • VeeamでVM Essentialsを一元管理可能
  • VMwareとほぼ同じ操作性
  • 仮想マシン移行にも活用可能
  • 実績あるバックアップ製品が使える安心感

注意点

  • Workerアプライアンスが必要
  • QEMU Agentの手動導入が必須(特にファイルリストア)

今後の展望

HPE VM Essentialsは今後さらに普及が進むと予想されます。
そこにVeeamが正式対応したことで、企業の選択肢は大きく広がりました。

「VMwareからの移行」や「コスト最適化」を検討している方にとっては、非常に有力な構成となります。

こんな方におすすめ

  • VMwareからの移行を検討中
  • KVM系仮想基盤を導入予定
  • Veeamで統合バックアップをしたい
  • VM Essentialsの運用を効率化したい

導入検証や設計で不安がある場合は、早めにご検討・ご相談ください!