Claude Codeを“健忘症”から救う方法

こんにちは!エス・ワイ・シーの岡本です。

昨年から急速に発展を遂げているバイブコーディング業界ですが、私も例に漏れずどっぷりハマっています😂
普段は主に Claude Code を使用しており、この記事に辿り着いた方であれば、Claude Code自体の説明は今さら不要かと思いますので、早速本題に入ります。

※なお、本記事の内容は Windows 11 環境 を前提としています。


コーディングAIの「健忘症」問題

Claude Codeに限った話ではありませんが、コーディングAIはコンテキストの圧縮やセッション切り替えにより、過去のやり取りを頻繁に忘れてしまうという問題があります。

  • 何度も同じ設計方針を説明させられる
  • 数日前まで守っていたルールを急に無視する
  • 1週間ほど続けていたプロジェクトの前提を忘れる

といった経験がある方も多いのではないでしょうか。

私自身、

  • Claude.md に方針を書いたり
  • serena MCP を使ってメモリに保存したり

といった対策を試してきましたが、なぜか読まずに処理を進めてしまうことも多く、正直かなりストレスでした…。


見つけた解決策:claude-mem

何か良い方法はないかと探していたところ、claude-mem というプラグインを見つけました。

👉 GitHub
https://github.com/thedotmack/claude-mem

claude-mem は Claude Code 用のプラグインとして提供されており、導入することで セッションを跨いだコンテキストの保持 を可能にしてくれます。

仕組みの概要

  • PCローカルに SQLite データベース を作成
  • Claude Code とのやり取りを自動で保存
  • 新しいセッションでも過去の履歴を参照可能

つまり、Claude Codeが「以前の自分」を思い出せる状態を作ってくれる、というイメージです。


npm版 Claude Code は注意(ネイティブ版推奨)

ここは重要なポイントなので補足します。

npm 版の Claude Code(npm install -g で導入する CLI 版)で claude-mem を使用すると、動作が不安定になるケースがあります。

実際に以下のような挙動が発生しました。

  • プラグインが正しく読み込まれない
  • ワーカーが頻繁に再起動される
  • コンテキストが保持されないことがある

そのため、claude-mem を利用する場合は「ネイティブ版(公式バイナリ)」の Claude Code を使用することを強くおすすめします。


Claude Code(ネイティブ版)のインストール手順【Windows 11】

1) npm版 Claude Code をアンインストール(導入済みの場合)

まず、既に npm 版を使用している場合は削除しておきます。

npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code

※ パス競合や誤動作を防ぐため、アンインストールを推奨します。

※既存「.claude」フォルダが削除されることはありませんが、念の為バックアップを取得してください。


2) ネイティブインストーラを実行

PowerShell を 管理者権限ではなく通常起動 し、以下のコマンドを実行します。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

このコマンドにより、

  • Claude Code のネイティブバイナリ
  • 必要な実行環境

が自動的にセットアップされます。
Node.js は不要です。


3) 動作確認

インストール完了後、新しい PowerShell を開き、以下を実行します。

claude --version

続けて、

claude doctor

ここで Currently running: native と表示されていれば、
ネイティブ版 Claude Code が正しく動作しています。


claude-mem のインストール方法

Claude Code(ネイティブ版)を起動し、以下のコマンドを実行します。

/plugin marketplace add thedotmack/claude-mem
/plugin install claude-mem

インストール後は、Claude Code を再起動してください。


コマンドプロンプトが大量に立ち上がる件について

claude-mem 導入後、または Claude Code に指示を入力するたびに、コマンドプロンプトが複数立ち上がるという挙動が発生します。

見た目にはかなり煩わしく、
「何か失敗しているのでは?」と不安になりますが、
これは claude-mem のワーカーが起動しているだけなので基本的に無視して問題なさそうです。

閉じずに、そのまま作業を続行してください。


動作確認

ブラウザで以下のURLにアクセスします。

http://localhost:37777/

管理画面が表示されていれば、
claude-mem のワーカーは正常に起動しています。

以降は、普段通り Claude Code に指示を出しているだけで、
やり取りの内容が内部データベースに自動保存されます。

その様子も、この管理画面から確認可能です。


実際に使ってみた感想

これまでは、

1つのプロジェクトに1週間ほど取り組んだあたりで、
それまで繰り返していた処理やルールを突然忘れ、
まったく違う実装を始めてしまう

ということが頻発していました。

しかし、claude-mem を導入してからは、
今のところそういった“迷走”はほぼ発生していません。

正直、最初の頃は不具合も多く「まだ実験的かな?」という印象でしたが、
現在は比較的安定してきたと感じています。


まとめ

まだフォーラム等で不具合報告もされていますが、今後の伸びしろ次第ではClaude Code の「コンテキスト忘却問題」に対する非常に強力な解決策になります。

長期間・中規模以上のプロジェクトを Claude Code で進めている方にはおすすめですが、念の為バックアップを取ってからプラグインの導入しましょう😎

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