もうPCを自宅に持って帰らなくて大丈夫！？NVIDIA GRIDで働き方改革を！

こんにちは！エス・ワイ・シーの岡本です。

新型コロナウイルスにより在宅勤務制度を導入し、働き方改革の一環として同制度を継続されている企業様もたくさんいらっしゃるかと思います。

※かく言う私も自宅でこの記事を書きました(‘ω’)ノ

そんな状況下でよく耳にするのが「会社のPCを自宅に持って帰る」ことに対する様々な課題です。

持って帰って使うのはセキュリティ的にちょっと・・・

グラボ搭載したワークステーションだから持って帰れません！

かと言って、VDIを導入しても

画面がカクカクして使いづらい・・・

などのスペック面の課題が生じることも。

そんな場合にNVIDIA GRIDを用いたVDI環境をお勧めいたします！

NVIDIA GPU のパワーを、仮想デスクトップ、アプリケーション、およびワークステーションに、もたらします。グラフィックスとコンピューティングを高速化して、ホームオフィスなど場所を問わず、クリエイティブや技術的なプロフェッショナルが仮想化されたワークスペースにアクセスできるようにします。
https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/virtualization/

仮想通貨のマイニングやディープラーニングなど、高い計算能力から幅広い用途で使用されるGPUですが、その本来の機能であるグラフィック性能をVDIでも発揮させることが出来ます。

上の引用文では「クリエイティブ」や「プロフェッショナル」など、専門職の方向けのような記載となっていますが、通常のビジネスユーズにおいてもNVIDIA GRIDは力を発揮します。

VDIで画面がカクカクしてしまう原因は、ネットワークの他にグラフィック性能不足が挙げられます。

Windows10になってからは、グラフィックに割かれるリソースが増大した為であると言われています。

従って汎用パッケージソフトしか使用しない場合であっても、導入するメリットがあります。

vGPUを導入できる環境

vGPUは文字通り、GPUが仮想化されたものです。

搭載するサーバには仮想環境の導入が必須となりますが、NVIDIA GRIDはVMwareをはじめ、Citrix、Nutanixなど、あらゆる仮想環境で使用することが出来ます。

また、1台のサーバに搭載できるGPUですが、例えばHPE DL380 Gen10ですと、Tesla T4が最大5枚搭載可能です！

最近はGPUの省スペース化が進んでおり、以下の通り数年前のモデルと比較すると、4分の1程度まで小さくなっています。

Tesla T4 16GBモデル×5枚でGPUメモリは80GB分となります。GPUは1GB、2GB、4GB、8GB、16GBで分割できるよう予めプロファイルで設定されており、GPUメモリの最大数まで仮想デスクトップを展開可能です。

因みにプロファイル命名規則は以下の仕様となっています。

使用目的に応じてプロファイルが選択できます。

例：grid_t4-4q

t4・・・GPUモデル名

4q・・・GPUメモリサイズ+シリーズ

※シリーズについて

Qシリーズ・・・Quadroテクノロジーのパフォーマンスと機能を必要とするクリエイティブおよびテクニカルプロフェッショナル向けの仮想ワークステーション
Cシリーズ・・・人工知能（AI）、ディープラーニング、または高性能コンピューティング（HPC）などの計算集約型のサーバーワークロード
Bシリーズ・・・ビジネスやナレッジワーカー向けの仮想デスクトップ
Aシリーズ・・・仮想アプリケーションユーザー向けのアプリストリーミングまたはセッションベースのソリューション
https://docs.nvidia.com/grid/latest/grid-vgpu-user-guide/index.html