Veeam社も注目!?仮想化プラットフォーム「Proxmox VE」を試してみました
こんにちは!エス・ワイ・シーの岡本です。
Broadcom社によるVMware社買収によりライセンス形態やサポート体制の変化など、今後の動向が注目されています。
不安を感じ、Nutanixなど他の仮想環境を検討されている企業様も多いかと思われますが、そんな中こんな記事を見かけました。
“We’re researching and doing some prototyping around Proxmox to see what’s possible there as far as backup goes,” Anton Gostev, Veeam’s senior veep for product management posted on January 11.
https://www.theregister.com/2024/01/22/veeam_proxmox_oracle_support/
まだ調査段階なので何とも言えませんが、Veeam社がProxmoxによる仮想環境でのバックアップについて研究を行っているようです。
2024/6/25 追記
本腰を入れてサポートに向けて動いているようですね!
2024/11/7 追記
ついに正式サポートされたので検証してみました!
日本ではあまり知名度がないかと思いますが、ProxmoxはDebianベースのオープンソースな仮想環境ソフトを提供しており、その製品名が「Proxmox VE(Virtual Environment)」となります。
余談ですが、趣味でDTMを嗜んでいる身としては、顧客リストに掲載されているNATIVE INSTRUMENTS社の名前を見て勝手に親近感を抱いております(;’∀’)
それはさておき、早速Proxmox VEのインストールを行ってみました。
VMwareと同様、isoファイルによるインストールが可能となっています。また、インストールはGUIベースで進めることが出来ます。
インストール先やIPアドレスなど、非常に分かりやすくなっており、ウィザードに従って進めていけば難なくインストールできます。
インストールが完了し、ログインした画面は以下の通りです。
日本語対応しているのはありがたいですが、VMwareに慣れていると少々分かりづらい部分があるなという印象です。
上記「ディレクトリ」がESXiで仮想マシンを保管するデータストアに相当しており、Linuxベースであることを節々に感じられますが、逆にLinuxに慣れている方であればあまり抵抗はないかと思います。
今回は1ノードのみ作成してみましたが、Proxmox VEはなんとHCIを謳っていますので、次回はクラスタの作成なども試してみたいと思います!